相談者が持つ適正や才能、強みを見極め、将来のキャリア形成のための助言を行う専門家です。「職場の悩み」「今後の人生キャリアについての悩み」などに対応することが多いですね。
「そんなのお金払って相談するものじゃない」という人も多いのですが、「客観的な」第三者の目は侮れません。自分では気づかなかった強みに「気付い」たりするものです。人は自分一人で自分を知ることは出来ないのです。
第12回国家資格キャリアコンサルタント資格「実技」試験が始まりました。
キャリアコンサルタントとは何する人ぞ
「キャリアコンサルタントって何する人よ?」と聞いてくる人がまだまだ多いのです。 国家資格なのになんだろうこの認知度の低さは。 知名度が低いことを嘆く
「やりがい搾取?」
それゆえでしょうか「人の役にたちたい」とこの資格を志す方はとても多いです。 「誰かの役に立ちたい」その想いはとても崇高です。 尊い志です。 そもそも人の役にたちたいってどういうことなんだ? 時と場合によっては「やりがい搾取」にひっかかっている状態、になりかねません。(あくまで本人の気持ち次第です) 自分にとって「役に立つ」とはなんなのか、意味や意義をじっくり考えてほしいなあと思います。
キャリアコンサルタント資格取得までの道のり
「キャリアコンサルタント」資格、取るのはとても大変です。 私は第7回の合格者ですが、合格するまでの道のりは長かったです。筆記試験・論述試験・実技試験があり、全ての項目に合格しないといけないのです。なかでも大変なのは「ロールプレイ」と呼ばれる実技試験です。 「ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分間という設定で行う。 ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける」(日本キャリア開発協会より) 訳が分からないので練習します。最初は緊張のあまり3分もちません。このロープレで挫折する人も多いです。 さらにこの試験を受けるためには「3年の実務経験」か、「厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了」する必要があります。簡単に受けられないのできちんと勉強してからこの試験に臨む方が多く、今のところ合格率は高い部類の試験とは思いますが、多くの方にとって大金と多くの時間を費やす試験です。 正直「すぐ元が取れる」資格ではありません。にもかかわらず多くの方がこの試験を目指すのです。
資格をお金に
「元を取りたい!」と言う人も多いですがそういうことは試験受ける前に考えておくべきで、順番が逆だと思います。 「試験合格したけど何やっていいか分からない……」コンサルタントがコンサルされるという笑えない事態が多発しています。
人の役に立ちたいから??
「人の役に立ちたい」からキャリアコンサルタントになりたい、と答える人がいます。 正確には「人の役に立つ感覚を味わいたい」というところでしょうか。 この理由、もし就職面接だったら「突っ込みどころ満載」の回答です。「役に立たない仕事など一つもない」と舌打ちされます。 もし本当に「役に立ちたい」なら、現在の職場でやれることはいくらでもあります。 「売り上げを上げる」これはもう立派に「人の役にたち」ます。 「裏方に徹する」「悩みを聞いてあげる」「上司の気持ちを慮る」「使いやすいマニュアルを作る」 役に立ちたいなら「今現在の仕事に邁進する」でも十分だと思いませんか?
キャリアコンサルタントは良く生きるために必要な資格
身もふたもないことを書きましたが、それでもキャリアコンサルタントは「大金と時間をつぎ込む価値のある資格」です。 何故なら、この資格は「良く生きていくために必要な資格」です。可能であれば皆がこの資格を勉強したほうがいいと思います。 勉強すればするほど「人」「人の行動」に対し、「なんと人とはすばらしいものなのだろう」と畏敬の念がわきます。 そりゃ私も人間です。もともとキレやすいですし甘えん坊ですから「キーっ」となったり「腹が立つ」ことはあります。「ああもう疲れた」「やってられん」と思うこともありますが、「それでも人は素晴らしい」と思えるようになりました。 何故でしょうか。 「怒ったり、笑ったり、悲しんだり、表情に出さなかったりしている当の本人が気づいていない」ことを慮る(おもんばかる)ようになるからです。
何考えてる?怖い
⇑ こういう人に遭ったときは迷わず逃げましょう。
例外はありますが、人間関係が格段に楽になります。 どんな立ち位置にいようと、どんな仕事をしていようと充実感がでてくると思います。(もちろん状況によります)
今この瞬間キャリアコンサルタントとしてふるまえばいい
傾聴スキルをフル活用できれば人に嫌われることはまずなくなります。どんな横柄な態度をとってこられても「その行動の奥」にあるものを考えるようになると「そういうこともあるのかな」などと思います。キャリア理論を知っていれば悩める部下、同僚、上司、配偶者、我が子、親、近隣の方々に対し、良好な人間関係を築くことができるようになるんじゃないでしょうか。 日々キャリアコンサルタントとして自覚して過ごせばいい。キャリアコンサルタントとは日々の仕事に溶け込んでこそ真価を発揮するものではないかと感じています。 本来仕事は楽しいものだと信じています。
2019.07.15 (月)
キャリアコンサルタントとは何する人ぞ
「キャリアコンサルタントって何する人よ?」と聞いてくる人がまだまだ多いのです。 国家資格なのになんだろうこの認知度の低さは。 知名度が低いことを嘆く
「やりがい搾取?」
それゆえでしょうか「人の役にたちたい」とこの資格を志す方はとても多いです。 「誰かの役に立ちたい」その想いはとても崇高です。 尊い志です。 そもそも人の役にたちたいってどういうことなんだ? 時と場合によっては「やりがい搾取」にひっかかっている状態、になりかねません。(あくまで本人の気持ち次第です) 自分にとって「役に立つ」とはなんなのか、意味や意義をじっくり考えてほしいなあと思います。
キャリアコンサルタント資格取得までの道のり
「キャリアコンサルタント」資格、取るのはとても大変です。 私は第7回の合格者ですが、合格するまでの道のりは長かったです。筆記試験・論述試験・実技試験があり、全ての項目に合格しないといけないのです。なかでも大変なのは「ロールプレイ」と呼ばれる実技試験です。 「ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分間という設定で行う。 ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける」(日本キャリア開発協会より) 訳が分からないので練習します。最初は緊張のあまり3分もちません。このロープレで挫折する人も多いです。 さらにこの試験を受けるためには「3年の実務経験」か、「厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了」する必要があります。簡単に受けられないのできちんと勉強してからこの試験に臨む方が多く、今のところ合格率は高い部類の試験とは思いますが、多くの方にとって大金と多くの時間を費やす試験です。 正直「すぐ元が取れる」資格ではありません。にもかかわらず多くの方がこの試験を目指すのです。
資格をお金に
「元を取りたい!」と言う人も多いですがそういうことは試験受ける前に考えておくべきで、順番が逆だと思います。 「試験合格したけど何やっていいか分からない……」コンサルタントがコンサルされるという笑えない事態が多発しています。
人の役に立ちたいから??
「人の役に立ちたい」からキャリアコンサルタントになりたい、と答える人がいます。 正確には「人の役に立つ感覚を味わいたい」というところでしょうか。 この理由、もし就職面接だったら「突っ込みどころ満載」の回答です。「役に立たない仕事など一つもない」と舌打ちされます。 もし本当に「役に立ちたい」なら、現在の職場でやれることはいくらでもあります。 「売り上げを上げる」これはもう立派に「人の役にたち」ます。 「裏方に徹する」「悩みを聞いてあげる」「上司の気持ちを慮る」「使いやすいマニュアルを作る」 役に立ちたいなら「今現在の仕事に邁進する」でも十分だと思いませんか?
キャリアコンサルタントは良く生きるために必要な資格
身もふたもないことを書きましたが、それでもキャリアコンサルタントは「大金と時間をつぎ込む価値のある資格」です。 何故なら、この資格は「良く生きていくために必要な資格」です。可能であれば皆がこの資格を勉強したほうがいいと思います。 勉強すればするほど「人」「人の行動」に対し、「なんと人とはすばらしいものなのだろう」と畏敬の念がわきます。 そりゃ私も人間です。もともとキレやすいですし甘えん坊ですから「キーっ」となったり「腹が立つ」ことはあります。「ああもう疲れた」「やってられん」と思うこともありますが、「それでも人は素晴らしい」と思えるようになりました。 何故でしょうか。 「怒ったり、笑ったり、悲しんだり、表情に出さなかったりしている当の本人が気づいていない」ことを慮る(おもんばかる)ようになるからです。
何考えてる?怖い
⇑ こういう人に遭ったときは迷わず逃げましょう。
例外はありますが、人間関係が格段に楽になります。 どんな立ち位置にいようと、どんな仕事をしていようと充実感がでてくると思います。(もちろん状況によります)
今この瞬間キャリアコンサルタントとしてふるまえばいい
傾聴スキルをフル活用できれば人に嫌われることはまずなくなります。どんな横柄な態度をとってこられても「その行動の奥」にあるものを考えるようになると「そういうこともあるのかな」などと思います。キャリア理論を知っていれば悩める部下、同僚、上司、配偶者、我が子、親、近隣の方々に対し、良好な人間関係を築くことができるようになるんじゃないでしょうか。 日々キャリアコンサルタントとして自覚して過ごせばいい。キャリアコンサルタントとは日々の仕事に溶け込んでこそ真価を発揮するものではないかと感じています。 本来仕事は楽しいものだと信じています。
2019.07.15 (月)