イギリス人に学ぶ「個人の時間」を大切にすること

2018.06.20 (水)

時間がない、効率が上がらないから残業する

時間がない、終わらないから残業するというのは昨今タイムマネジメントという点で推奨されません。だらだらいつまでも仕事をし続けることも効率的ではないという評価になります。

 

とはいえ、長時間労働を批判するようになったのはつい最近のことのように思います。「24時間戦えますか」栄養ドリンクの宣伝文句がもてはやされたのもそんなに昔のことではないのです。

 

日本人は本当に個人の時間を疎かにしがちです。これは効率的でないとか、そういう意味ではなく、下手だと感じています。
私がそのように感じるようになったのは、イギリス、ロンドンの旅行会社で2年間、世界各国の人たちと働いた経験からです。

 

イギリス人の働き方

朝9:00の始業時間のギリギリに出勤、たっぷり30分かけて紅茶を楽しみます。お昼は13:00から。仕事しながら机の上で軽い食事をします。
(リンゴやバナナ、コールスロ―だけ)15:00頃から1時間以上お茶の時間。外のテラス席で本を読んだりしています。くつろいでいる同僚を外で見かけて声をかけると「今は個人的な時間なんだけど」と、サングラスをずらしながら目で訴えてきます。終業17:00の30分前には帰り支度をはじめ、17:00にはきっかり帰る。

 

後に残される私をはじめ日本人スタッフはそこから日本とのやり取りに追われ、22:00にオフィスを出るという毎日。「なんでイギリス人は仕事しないんだ!」と最初のころは憤慨していました。

 

かなわないスキル

当時ロンドンのオフィスには世界各国から様々な人が集まっていました。スペイン、フランス、イタリア、バルバドス、ギリシャ、香港、オーストラリアなどなど。グローバルなんてもんじゃありません、様々な文化や習慣のるつぼでした。
しかし、こと仕事に関しては、日本人以外ほぼ上述のスタイル。

 

「仕事の量が少ないんじゃないか」と思ったこともありましたが、そんなことはないんです。例えばホテル料金の交渉や予約。これはイギリス人がすべて担当していました。ギリギリまで交渉し、当時はパック旅行が主流だったので一度に多くの部屋を安く仕入れないといけません。実に見事にやってくれました。私はQUOTATION(見積課・ツアーの全体の料金を計算、日本のクライアントに提示)のSUPERVISORだったのですが、「よくそんな安く仕入れたな」と舌を巻く場面も多かったです。

 

イギリス人はONOFFが非常にはっきりしていたと思います。やるときはやる。時間をかけることより結果を出すことを重視している。そして何より彼らは「個人の時間」を大切にしていました。

 

個人の時間を犠牲にするな

日本人が早く帰れないのは「日本とのやり取りがあるから」仕方ない、と半ばあきらめていたのですが、よく考えてみるとおかしいのです。
時差があるのですから。日本時間に合わせる必要もないのです。しかし、それをやってしまうと「日本に帰ったあと、いいポジションが用意されないかも」という恐怖が駐在員にあったからでしょう。

 

それでも、休日にはBBQパーティに行ったり、運河クルージングにお呼ばれされたり。休みには盛大に休み、旅行にも沢山いきましたね。
少なからず「イギリス人たち」の「個人の時間を大切にする」文化が刷り込まれたのでは、と思います。

個人の時間を大切にすると

個人の時間を大切にしていたイギリス人たちは、仕事を疎かにしていたわけではありません。むしろ自分たちの仕事に誇りをもっていたように感じます。私は彼らから大切なことを学んだと心から思います。以後、過酷な環境でも仕事を続けられたのは、「個人の時間」の取り方を無意識に学んでいたからだとも思っています。

 

セミナーの申し込みはこちらから↓
ぽきっと折れない働き方セミナー

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: イギリス人に学ぶ「個人の時間」を大切にすること

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP