怒鳴ることは有効か

恐怖の朝ミーテイング
以前勤めていた会社の話です。9:00出社の会社でしたが、部長以上の管理職のみ月曜は朝8:15出社し朝のミーティングが行われていました。先週の報告をしてゆくのですがとにかく社長が凄まじい怒声を響き渡らせる会議でした。内容は全く覚えていないのですが、怒鳴りつける社長の声だけは覚えています。
この社長「数字が思うように出ていないと頭にくるだろう。真剣にやっているほど頭にくる。だから怒鳴れ」率先垂範。社長自ら怒鳴りつけてくるのです。いつも私の隣にいた部長が怒鳴りつけられていました。私が怒鳴られているわけではないのに、心臓がバクバクしました。すさまじい罵声でした。
隣の部長は少し言い返すのですがその100倍くらいに怒鳴り返されるのでもう何も言えなくなってしまうのです。
非日常が日常へ
そのうち、その状態が日常になってしまいます。異常な事態なのに。非日常が日常になってしまうのです。隣の部長もどんどんやる気を無くしていきます。当たり前です。「ああ、またか」嫌な気分でした。
いつもいつも怒鳴られる。
何のための会議だったけ?
会議の本質がどこかに行ってしまい、非日常が繰り返される状態。最終的に社長は解任され、あげく会社も実体がなくなってしまったのですが
怒りに任せた行動は何も生まない
怒鳴って解決することはなにもないと確信しました。感情に任せて怒鳴り散らしたところで数字が上がるわけではない、むしろ危機に陥るということを身をもって体感しました。
これ、実体験している人は意外に少ないのではないでしょうか?だから未だに「脅し」に近いような指導がまかり通っているのでは?と思います。
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