長時間労働・残業が良くない本当の理由

2019.03.23 (土)
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昨今は何かにつけて「長時間労働禁止」といわれるようになりました。
「自分は好きでやっているのだから、文句を言われる筋合いはない」と言う方もいるでしょうし、「残業代が気になるなら、別に残業代なんかいらない」という人もいると思います。

 

 

それこそ「そこまでして残業したいの?」と言われそうですが、私がまさにそういう「仕事大好き」人間でした。

 

「こっちは好きでやっているし、そもそも仕事が終わらない」と残業しつづけていました。この傾向は今でもあまり変わらないかもしれません。

 

 

しかし、「長時間労働」「長時間残業」は良くありません。「身体によくない」「過労死の危険がある」という意見もありますが「本当に好きで、裁量権があること」であれば徹夜もいとわずやり切れるのが人間です。

 

ゲームや読書にはまりすぎて気が付いたら夜が明けていた、なんてこともあるのではないでしょうか。そして何日でも夜更かし出来るものです。身体には確かによくないかもしれませんが、ゲームで過労死した、など聞いたことがありません。

 

 

ではなぜ長時間労働・残業はよくないのか。

 

 

それは長時間労働をすることが「仕事頑張っている」アピールや評価につながってはいけないからです。

 

 

 

長時間労働=頑張っている?

「A君はいつも遅くまで会社に残っている。頑張っているね」などの発言、一昔前はよく聞かれていました。最近は「働き方改革」「効率化」など、「長時間労働」を手放しで称賛する風潮は薄らいできましたが、それでも「遅くまで残っている人」=「頑張っている人」という無意識のシグナリングはまだまだ残っています。

 

 

シグナリングが強く働く職場環境では、自分の生産性を高めるのではなく,自分がいかに努力しているかを示すシグナルを強めようとする。
特に「頑張る」は、日本人を象徴する行動原理とも言われている。日本人は「頑張る」ことに異常な執着心があり、努力して結果を出すことより、むしろ努力すること自体が高く評価される。……企業に対する忠誠心や仕事に対するやる気を示すシグナルとして捉えられることになる。(『日本の労働時間はなぜ減らないのか? ─長時間労働の社会学的考察 小野浩 (一橋大学教授)』より抜粋)

 

 

「長時間労働している=頑張っている」一見矛盾はないように見えますが、本当に頑張っているかどうかは証明できません。もちろん本当に仕事が終わらず、翌日の締め切りまでに「頑張る」こともあるのは事実です。それでも「長時間労働」と「頑張り」「努力している」「忠誠心」をイコールで結ぶべきではありません。

 

 

人材多様化に対応するために

今後、労働の担い手は「長時間働ける」人だけではなくなってゆきます。例えば、ダブルワーカーや親の介護、子育てなどで時短で働くことを選択する人達です。

 

もし「長時間労働=評価される」という図式がまかり通ってしまえば、長時間労働出来ない人達のモチベーションはどうなるでしょうか。今日は長時間働けても、翌日には働けなくなることもありうると考えるべきです。誰もが「長時間労働が出来ない」状況になる可能性があるのです。

 

 

長時間労働は人材確保を妨げる

長時間労働を評価する風潮が常態化している環境では「自分は評価されないのでは」「長く働き続けられる環境ではない」と就業前から諦めてしまう人も増えるでしょう。結果、人材不足に悩まされるようなことにもなりかねません。

 

人材から選ばれない環境になってしまうのです。

 

 

長時間労働をすべて否定するつもりはありません。期限のある仕事をやり切るために頑張らなければいけないことは当然あります。ただ、長時間労働が評価に直結するような雰囲気を作り出す環境は、百害あって一利なしと考えます。

 

 

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