なんであいつが昇進するんだ!と思っている人へ。

2018.11.08 (木)

同期や後輩の「昇進」「昇格」を聞き、心がざわざわしてしまう。かつて私もそうだったので気持ちは大変良くわかります。口では「おめでとう」「よかったね」と言いつつ、「なんであいつが昇進するんだ……」と嫉妬と悔しさの炎が燃え滾っている状態。昇進した同僚の顔なんか見たくない。自分より年下の「後輩」が昇進し、なんと自分の上司になってしまった。「あいつの言うことなんか絶対きかない」と歯ぎしりする。

 

腐っている場合ではありません。あなたの情熱が試されています。

 

「嚢中の錐」(のうちゅうのきり)

「嚢中の錐」という言葉があります。

 

『すぐれた才能の持ち主は、大衆の中に交じっていても、自然と才能を発揮することから目立ってくることのたとえ。「嚢中」は袋の中という意味。「錐」は小さな穴をあけるための鋭い刃先の工具。袋の中に錐を入れておくと、錐の刃先が自ずと袋を突き破り、外に出てくることから。(四字熟語辞典より。出典:『史記』「平原君伝」)』

 

約2300年前の中国。諸国が覇を争う戦国時代です。

趙という国に平原君(へいげんくん)という凄腕の政治家がいました。国の危機の時、平原君は食客から超出来のいい二十人を選び、お隣の国に助けを求めに行こうとします。

 

食客とは「いざというときに役に立ってもらうための凄い人達」のことです。平時には何もしないので居候ともいえます。そういう人たちをわざわざ雇うのが当時は普通で、別にフルコミッション制ではないのです。当時の政治家たちの懐の深さを感じます。

 

 

平原君は19人を選びましたが、あと1人どうしても選べない。 毛遂(もうすい)という人が「私を連れて行ってください!」と頼みます。毛遂さんは入社(?)3年目です。

 

「え?3年もここにいたのに、あなたのイイ噂、聞いたことないですよ。出来る人なら袋(嚢)の中にある錐のように頭角を表し、「この人あり」と耳に入るでしょう。あなたは錐じゃないからダメです」

 

3年あれば何かしら結果だしてるよね?ということです。

 

毛遂さんは食い下がります。「今こそ私は嚢中の錐になるのです!」と言い切り、最後の一人としてお隣の国に行きます。毛遂さん、見事お隣の国を説き伏せることに成功するのです。

 

平原君は「私はいろんな人を見てきたから出来る人を見落とすことはないと思っていたのに。毛遂さんを見落とすとは。」と反省し、彼を昇格させます。

 

自分は「嚢中の錐」か?

自分は袋を突き破るくらい突出した何かを持っているでしょうか。売上や効率化などだけではなく「誰に対してもどんな時でも穏やかに接する」これも「錐」だと思います。昇進した同僚や後輩は会社から見ると何かしら「錐」の部分があったのです。それはもしかすると「上司への根回し」かもしれませんが、そういったことも徹底してやり切れば立派な「錐」です。

 

今は錐と認められなくても

毛遂さんは「私を連れて行ってくれ」と言った時点で「錐」だったのかもしれませんが、もしここで彼が見いだされなかったとしてもどこかで認められたのではないかと感じています。

 

もし今、あなたが認められず、同僚や後輩が昇進しても腐っている場合ではありません。自分の錐をぴかぴかに磨き上げ、来る日に向け万全を尽くしましょう。来る日とは転職や起業かもしれません。

 

 

私も嫉妬しまくりましたが

大手旅行会社で年下の後輩が上司になった時、大いに腐りました。ただ、仕事に対しては決して手を抜くことはなかったと思います。上司に対して決して良い態度ではなかったのですが、契約社員から正社員に昇格することができました。(今思うと、契約社員だったのに「年下」というだけで腐っているとはなんという狭い了見なんだと呆れますが)

 

「悔しい」をバネに「錐」を磨きまくるでもよいのです。必ずチャンスがめぐってきます。了見が狭いとか性格が悪いとか、そういう問題ではないのです。こればかりは「上にあがってやろう」という情熱だけです。

 

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